化粧水たっぷりつけすぎのメイン写真

「化粧水はケチケチ使うより、たっぷりつけた方がいい」と聞いたことがありませんか?

間違いじゃないけど、つけすぎると逆に肌荒れなどの原因にもなる可能性も。
もか(私)
もか(私)

今回は化粧水をたっぷりつける弊害などを解説していきますね。

化粧水はたっぷりつけた方がいいの?


執筆者:もか
Twitter→@moka_sutekinavi
私自身が選んだ時の経験と日本化粧品検定1級の知識を借りながら美容の専門的な知識を一般の方にも分かりやすく伝えます。

化粧水はたっぷりより適量が一番

化粧水の適量の写真

「化粧水は出来るだけたっぷりつけた方がいい」という意見も耳にしますが、やっぱり適量が一番。

化粧水のパッケージなどに一度につける量が書いてありますよね。
それを守るようにしましょう。

この量はメーカーが「一番効果がある」と自信を持って決められたものです。
これより少なすぎると効果が薄くなってしまいますし、つけすぎると無駄になるどころか、逆に乾燥や肌荒れを招いてしまう原因にもなりかねません。

多少の誤差は大丈夫ですが、適量の2倍3倍など明らかにつけすぎは避けるようにしましょう。

たっぷりってどのくらい?適量は?

化粧水の適量の写真

化粧水の適量は大抵パッケージの裏面に書いてあります。
私が持っている化粧水を見てみると、「500円玉くらいの量を手やコットンにとって使う」と記されているものがほとんど。

正式にはあなたが持っている化粧水の裏面、もしくはメーカーのホームページなどを見て判断してくださいね。

たっぷりつけてもここまでしか浸透しません

化粧水はここまで浸透するイメージのイラスト

「でもどうして、化粧水をたっぷりつけすぎると無駄になるの?」

実は化粧水は水分が多いので、上の図のように肌の表面の浅いところまでしか浸透しません。
それは化粧水をたっぷりつけても同じです。

肌の奥まで浸透していると思った方は、ショックを受けたかもしれませんね^^;
もか(私)
もか(私)

逆にその浅いところまで浸透すれば、化粧水の役割としては良しと考えましょう。

例えば、肌と化粧水の関係は「スポンジと水」に例えられることがありますが、実際は下のイラストのように、「ティッシュペーパーと水」と考えた方がいいかもしれません。

化粧水はここまで浸透する。スポンジとティッシュのイメージのイラスト

スポンジを例に出すと、なんだかグイグイ水分を吸い込みそうなイメージがありますが、実際はそこまでたっぷり吸い込むことはありません。
どちらかと言うとティッシュペーパーのように、少しの水分だけ吸収して残った水分は溢れてしまうイメージの方が近いかも。

これをイメージしてもらうと、化粧水をたっぷりつけても意味がないと分かりますよね。

重ね塗りすれば浸透するのでは?

「一気に吸収できないのなら、化粧水を重ね塗りすればいいんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、それも間違い。

結局一度濡れて乾いたティッシュに、もう一度水をかけているようなもの。
どんなにたっぷり化粧水をつけても、やっぱり表面の浅いところにしか浸透しないのです。

でもたっぷり重ねると潤った気がするよ

今まで信じてきたものを裏切られるような気持ちは痛いほど分かります。
でもあなたにはスキンケアの基本を覚えて欲しいので、もう一度いいます。

化粧水はたっぷりつけても無駄になります。
重ね塗りでも一緒です。

たっぷり重ね付けして潤った気がするのも、ほんの一時的なもの。
時間が経つとティッシュペーパーが乾くみたいに乾燥してきませんか?

うるおいを求めるなら化粧水より美容液

化粧水を適量つけて乾燥が防げる人は問題ありませんが、そうじゃない人は必死に頑張るよりも美容液を取り入れる方がおすすめ。

メーカーによって違いますが、美容液は化粧水よりも保湿成分が大量に含まれていることがほとんど。

私たちの肌は元々水分を持っているので、それを逃さないことが大事。
美容液みたいに保湿成分が大量に入っていれば、加齢や生活習慣で衰えてしまった「水分を逃さない力(保湿力)」を補うことができるんです。

その事についてはこちらの記事でも触れています。
化粧水をたっぷりつけて肌を潤したいと考えているあなたは、この記事を読んで美容液も導入してみてはいかがですか?(^^)

化粧水は意味ないの?

つけすぎは逆に乾燥・ニキビ・肌荒れの原因に

化粧水はたっぷりつけると無駄になるだけでなく、逆に乾燥やニキビ・肌荒れなどの原因になってしまうこともあります。

肌を潤したいのに、逆に乾燥してしまうなんて理不尽な話ですよね^^;
そうなってしまわないために、ここからは「なぜ化粧水のつけすぎで乾燥・ニキビ・肌荒れになってしまうのか」お伝えしていきたいと思います。

化粧水のつけすぎで乾燥する理由

化粧水のつけすぎで乾燥すると伝えしましたが、化粧水自体には原因はありません。
乾燥するのは、化粧水をたっぷり重ねづけしようと思い、何度も顔を触ってしまうことです。

スキンケアの基本は肌に刺激を与えないこと。

優しく触っているつもりでも、化粧水をたっぷり重ね付けしようと何度も触っていると、肌の表面(バリア機能)が傷つき肌の奥に元からある水分を蒸発させ乾燥してしまいます。

つけすぎでの乾燥は⇒大人ニキビにつながる

そして肌が乾燥すると、それに伴い大人ニキビや肌荒れを引き起こす原因に。

どうして乾燥がニキビに?

角層(肌の表面)は乾燥すると、バリア機能を守ろうと分厚くなります。
分厚くなると毛穴が圧迫され皮脂が毛穴の中に溜まりやすい状態に。

そして皮脂が毛穴にたまると、それを餌にしてアクネ菌が増殖しニキビになってしまうというメカニズムです。

大人ニキビは乾燥だけが原因ではありませんが、極力原因となるものは避けたいですよね。

ですから大人ニキビが気になるなら、化粧水をたっぷり重ね付けする習慣は卒業しましょう。

「肌に合わない成分」のつけすぎが肌荒れを招く

手での摩擦で「乾燥や大人ニキビ」が出来てしまうだけでなく、化粧水に自分の肌に合わない成分が入っていることで肌荒れを招く危険性もあります。

普段の量では肌荒れにならなくても、たっぷりつけることで肌がその成分に反応しやすくなる恐れも。

稀な例かもしれませんが、もし「化粧水をたっぷりつけるようになって肌が荒れるようになった」という人は、これも原因のひとつかもしれません。

つまり化粧水は適量を守るのが一番ということ(^^)

改めて言いますが、化粧水の保湿では物足りないという方は、美容液も併用して美肌を目指しましょう。

化粧水は意味ないの?