化粧水いらない?のイラスト

化粧水は、美容液を使っている人には特に意味ないものになっているかも。

もちろん化粧水自体にはちゃんと効果があります。
もか(私)
もか(私)

でも、あなたの使っている化粧水にあなたが求める効果があるかは別物。
今回は化粧水の効果役割を3つお伝えするので、化粧水が自身に必要かどうか判断してくださいね。

どの化粧水にも言える効果は二つだけ

化粧水はメーカーによって効果も役割も多少変わってきますが、どのメーカーにも共通して言える効果は二つだけ。

これらの効果は、あなたに必要?不必要?


執筆者:もか
Twitter→@moka_sutekinavi
私自身が選んだ時の経験と日本化粧品検定1級の知識を借りながら美容の専門的な知識を一般の方にも分かりやすく伝えます。

1.いらない?一つ目の役割は清涼感

まず一つ目の化粧水の効果はつけた時の清涼感です。
つけた時にスーッとした感覚があったり、良い香りがしてリラックスしたり、気持ちが引き締まったりする効果があります。

えっ…

「そんなの効果じゃない!いらない!」という声が聞こえてきそう^^;
もか(私)
もか(私)

でも、あなたはその清涼感のためだけに、高いお金を出して化粧水を使い続けている可能性がありますよ。

それが無駄かどうかの話は一旦置いておいて、次の効果「保湿」を見ていきましょう。

2.一番の効果は保湿:でもこんな人は不要かも

肌に手を当てる女性の写真

化粧水に一番求められている効果は保湿ですが、美容液も併用している人には、その保湿効果はあまり意味がないものになっているかもしれません。

それは美容液にも保湿の効果があるから。

化粧水と美容液の役割が似ているのイラスト

これは化粧品検定やその他の皮膚科医監修の本を参考にしながら、独学で勉強している私のひとつの意見です。
ただ全ての本で書かれている内容なので、あながち間違いではないと思います。

商品メーカーの方には悪いですが^^;
もか(私)
もか(私)

ここからは「化粧水は意味がない」ということを、もう少し突き詰めて説明していきますね。

保湿の定義⇒水分を与えることではない

化粧水は意味ないという説明の前に、まずは保湿の定義をしておきます。

勘違いされがちですが、保湿というのは水分を外から補うことではありません。
保湿という文字が示しているように、「私たちの身体に元から備わっている水分を保ち、外に逃がさない」のが保湿の役割。

セラミドが水分を挟み込む保湿のイラスト

生まれたての赤ちゃんや10代の肌では、保湿なんてしなくても元から備わっている保湿機能のおかげで、肌が乾燥することは稀です。
でも、20代30代と年齢を重ねるにつれて、その保湿機能はだんだんと衰え、肌が乾燥してしまいます。

乾燥するとどうなる?↓↓↓

肌のバリアのイラスト

乾燥すると肌のバリア機能が弱って、更に乾燥を招いてしまう悪循環に。

そんな年齢とともに現れる「乾燥の悪循環」を防ぐために行うのが、化粧水などでの「保湿」なんです。

乾燥について詳しく知りたい人はココ

保湿効果が高い成分は「セラミド>ヒアルロン酸」

化粧水には保湿成分が含まれていて、それを肌に補うことで保湿することができますが、実は化粧水の成分のほとんどは水。

保湿は水分を外から補うことではないとお伝えしましたね。
水をジャブジャブつけても保湿にはならないんです。

もちろん化粧水にも僅かながら保湿成分は含まれていて、よくあるのは、「BG」「グリセリン」、良くて「ヒアルロン酸」あたりかな。

保湿能力の比較

【低】BG・DPG・グリセリン。

【中】ヒアルロン酸・コラーゲン。

【高】セラミド。

量にもよりますが、保湿能力は上のように変わります。

つまり化粧水によく含まれる「BGやグリセリン」では保湿がモノ足りないというワケ(量も少ないことが多いし)。

化粧水はセラミドが溶けにくく保湿効果△

化粧水にセラミドを配合しちゃえばいいのでは?

と思ったかもしれませんが、残念ながらセラミドは化粧水のような、水分量が多いものには溶けにくいという性質を持っています。

例外もありますが、美容液のようなトロトロの油分があるものにしか配合できないんです。

他の成分も同じで、化粧水よりも美容液の方が保湿成分を多く含んでいる場合がほとんど(※)。

※メーカーによって考え方が変わりますが、ほぼそうです。

20代以上は化粧水より美容液が効果的

ですから、10代のうちは練習として化粧水程度でも大丈夫ですが、20代以上になったら化粧水ではなく美容液を使ったほうが良いというのが私の考え。

20代以上でも、ピチピチ水分量が多い肌を維持できる人もいるかもしれませんが、乾燥は生活習慣なども関係しているので、冬など乾燥しやすい時期でも10代並の肌を保つのは難しいですよね^^;

目安にはなりますが、20代以上になったら化粧水ではなく美容液と覚えておきましょう。

【つまり】すでに美容液を使ってるなら化粧水はいらない

NGを掲げる女性の写真

ここまで長々と解説しましたが、結論は「20代以上で美容液を取り入れたスキンケアをしているのなら化粧水はいらない(意味ないワケではないけど)」です。

美容液を使っている人も多いと思うので、衝撃ですよね^^;

でも、私が勉強してきた知識の中ではこれはホント。

最初にも説明したように、化粧水には保湿以外にも「清涼感を得る」という効果もありますが、それって個人的にはいらないですし…

化粧水を推しているメーカーには悪いですが、美容液と化粧水を併用している人は、今回のお話を参考に見直してみましょう。

化粧水によってはこんな効果も

ちなみにここまでお伝えしたのは、化粧水の基本的な役割や効果。

美容液を使っている人にとっては、化粧水は意味ないと言われてもおかしくない内容でしたね^^;

でも、化粧水は種類によっては清涼感や保湿以外の効果があるものもあります。

例えば

・シミやニキビを防ぐビタミンC誘導体の化粧水
・メイクの落とし残しなどに良い拭き取り化粧水。

これらの化粧水は保湿以外の効果が期待できるので、美容液と併用しても不要にはなりません。

では2つについて詳しく説明しますね。

シミ・ニキビ予防に効果があるのは、ビタミンC誘導体の化粧水

ビタミンC誘導体は厚生労働省にも認められている、シミ・ニキビ予防に効果があるとされている成分です。

水に溶けやすいという性質があるので、水分量が多い「化粧水」に安定しやすく、シミやニキビ予防の化粧水で医薬部外品・薬用と書いてあるものに含まれていることが多いですよ。

化粧水の裏面の成分表を見て「リン酸アスコルビルMg・エチルアスコルビン酸」などの表記があれば、それはビタミンC誘導体入りの化粧水。

単に保湿だけでなくシミ・ニキビを予防したい人は、この成分の化粧水を選びましょう。

薬局でも気軽に手に入るビタミンC誘導体化粧水

高いものを探せばいくらでもありますが、薬局で気軽に手に入るビタミンC誘導体の化粧水でおすすめなのはコレ。

メラノCC
メラノCC化粧水の写真

さっぱり目のテクスチャで、柑橘系の目が覚めるような香りが特徴的なビタミンC誘導体化粧水です。

価格も数百円程度なので、プチプラでスキンケアを揃えたい人にもおすすめ。

とりあえず気軽にビタミンC誘導体化粧水を試したい人は、メラノCCを検討してみてくださいね。

ビタミンC誘導体の効果をブーストさせるのは、イオン導入

もっとこだわりたいという人は、化粧水を高いものにするよりもビタミンC誘導体高配合の美容液+イオン導入の美顔器がおすすめ。

美顔器のイオン導入のイラスト

イオン導入というのは、肌のバリア機能を一時的に弱め、その隙間から押し出すよう美容液の入りを良くし、角質層の奥までうるおい成分を届ける機能です。

特にビタミンC誘導体と相性が良く、それが入った美容液と併用すればシミ・ニキビ予防にとても効果的。

イオン導入の美顔器はこちらで紹介しているので、気になった方は参考にしてみましょう。

イオン導入のおすすめ美顔器を見る

拭き取り化粧水はメイク汚れを落としてこんな効果が

コットンを手に持っている写真

もう一つの保湿以外の効果がある化粧水は「拭き取り化粧水」です。

聞いたことがある人もいるかもしれませんが、拭き取り化粧水はクレンジングや洗顔では落としきれなかった汚れを、拭き取るように落とすことができる化粧水のこと。

メイク汚れなどが落ちずにずっと残っていると、毛穴の黒ずみやニキビなどの原因にもなるので、もし洗顔で落ちてるか自信がないあなたは、拭き取り化粧水を使ってみましょう。

メイク汚れをしっかり落としておけば、美容液の入りを良くしてくれる効果もあると言われているので、このタイプの化粧水なら美容液と併用しても不要になることはありませんよ。