化粧水はコットンより手のメイン画像

化粧水を手でつけると、手が吸っちゃうって聞いたことありませんか?
でも、コットンでつけると化粧水をたっぷり使わなきゃいけないから、勿体ない気もしますよね^^;

「どっちがいいの?」
と疑問に思っているのなら手で化粧水をつける方がおすすめ。
もか(私)
もか(私)

今回は私の考える「化粧水を手でつけたほうが良い理由」をお伝えしますね。

※メーカーや化粧水によって違います。今回は特に指定がない場合の私の意見。


執筆者:もか
Twitter→@moka_sutekinavi
私自身が選んだ時の経験と日本化粧品検定1級の知識を借りながら美容の専門的な知識を一般の方にも分かりやすく伝えます。

なぜ?コットンより手で化粧水をつけた方がいい理由

化粧水を手に取り出す写真

色々な意見があると思いますが、私はコットンよりも手で化粧水をつけたほうがいい派です。
なぜならコットンは肌を傷つけてしまう心配が大きいから。

コットンには繊維があるので、少し力を入れるだけでも肌を傷つけてしまいがち。
どんなに良いコットンを使っていても、やっぱり傷ついてしまいます。

コットンでもこんな使い方をすれば大丈夫

・コットンの裏側に染みるまで化粧水をたっぷり馴染ませる
・肌に触れるか触れないかくらいの感覚で優しくつける

毎回これができるならコットンでも問題ありませんが、急いでいるとそうもいきませんよね^^;

コットンで肌が傷つくと乾燥の原因になる

そして万が一コットンで肌を傷つけてしまうと、逆に乾燥の原因にもなりかねません。

肌の表面には薄いバリアのようなものがあり、普段はそのバリアが外の刺激から身を守ってくれたり、肌の奥の水分を逃さない役割を担っています。
ですから、バリアをコットンで傷つけてしまうと、水分が蒸発しやすくなり乾燥を招いてしまうことに。

スキンケアをしているのに、逆に乾燥を招いてしまうなんて恐ろしいですよね^^;

慣れない人は特にコットンではなく、手で化粧水をつけるようにしましょう。

よくある勘違い【化粧水はコットンが良い!】を否定します

でも、巷では「化粧水はコットンでつけた方がいい」という噂もよく耳にしますよね。

その人なりの正しい意見かもしれませんが、肌の知識がある人からすると、勘違いな内容も多いです。

次はよく耳にする「化粧水はコットンが良い」という勘違いに惑わされないように、理由つきで否定して(正して)いきますね。

コットンを使わないと手が化粧水を吸っちゃうって聞いたけど

よく言われることですが、これはほぼ間違い。

化粧水の成分は大抵が水です。
お風呂などで水をすくっても、手のひらに水が吸収されていることはありませんよね。
これと同じように、手が化粧水の水分を大量に吸ってしまうことはないのです。

確かに手のひらは分厚いので、少量だと「吸う+スグに蒸発してしまう」で、化粧水に含まれる保湿成分(微量ですが)が顔に行き渡らない可能性はあります。

でも、化粧水には決まった使用量がありますよね。
それさえ守っていれば、手にも顔にも化粧水が塗れて一石二鳥と考えましょう。

そもそもコットンは手以上に化粧水を吸ってしまいますし^^;
「手が化粧水を吸うから勿体ない」という意味なら、逆にコットンのほうが勿体ないと思います。

もちろんコットンで化粧水をつけるメリットもあるので、それは後ほど。

手だとムラになるからコットンがいいんでしょ?

これもよく耳にしますが、手でもコットンでも「決まった量を丁寧につければ」ムラになることはありません。

ただし化粧水毎に決まっている量より少なく使うと、ムラになってしまうかも。

絵の具で例えると、筆に絵の具を少量つけて紙の上を滑らせると、かすれてムラになってしまいますよね。
逆に適量つければ、かすれる心配はありません。

化粧水もそれと同じで、手やコットンに限らず量が少ないとムラになってしまう恐れがあります。
「手でつけるとムラが気になる」と言っている人は、化粧水を使う量が間違っているのかもしれませんね。

手で化粧水をつける時は使い方も大事。
使い方はココを見てくださいね。

手を使った化粧水の使い方を見る

もしかしてコットンは無駄?⇒メリットは手が汚れないなど

疑問を浮かべる女性のイラスト

ここまで化粧水をコットンでつけることを否定してきましたが、「私はコットンよりも手でつけた方がいい」というだけで、コットンが完全にダメというワケではありません。

コットンにはコットンのメリットがあるからです。

手を汚したくないならコットンが◎

粘性が高い化粧水を使うと手がベタベタしちゃいますよね。
それがイヤな人は化粧水をコットンでつけましょう。

また自身で使う分には関係ありませんが、美容のお仕事などでお客様の顔に化粧水を使う時は、衛生面を考えてコットンを使いましょう。

手が荒れてガサガサの時もコットン

手がガサガサに荒れているときは、コットン以上に肌を傷つけてしまう恐れがあります。
そういう場合はコットンの方がマシ。

ただしコットンで化粧水をつける時は細心の注意を払って、優しく肌に当てましょう。
こちらでコットンでの化粧水の使い方を解説しているので、参考にしてくださいね。

コットンを使った化粧水の使い方

シャバシャバ化粧水が垂れるのが気になるならコットン

シャバシャバ系の粘性が低い化粧水を使うと、手のひらから垂れてきそうになりますよね。
そういう場合は小分けにして化粧水を塗るという選択もありますが、気になるならコットンを使いましょう。

シャバシャバ系は丁寧に使わないと肌を傷つけるリスクが高いので、たっぷり染み込ませて、ココでお伝えしている使い方に沿って優しく使いましょう。

コットンを使った化粧水の使い方

化粧水の種類(メーカーなど)によってはコットンでつける場合もある

化粧水の写真

メーカーによっては、化粧水をコットンでつけることが推奨されている場合もあります。
その場合はメーカーに従いコットンを使いましょう。

使い方は化粧水の裏面やホームページなどに載っているので確認し、わからない場合は「商品名+使い方」などで検索して確認しましょう。

同じメーカーでも手かコットンかが変わる

ただし同じメーカーでも、化粧水によって手なのかコットンなのかが変わる場合もあります。

例えば大手化粧品メーカーの資生堂さんの例ですが。

化粧水Aは↓↓↓
洗顔の後手のひらに2回押し分をとり円を描きながら手のひら全体に広げます

化粧水Bは↓↓↓
洗顔の後コットンが透けるくらいたっぷり(目安は500円硬貨大)とり中指と薬指にのせ指にはさみます。

こんな感じで同じメーカーでも使い方が変わります。
化粧水を変えた時は、同じメーカーだからといって同じ使い方と思い込まずに、必ず調べて手かコットンかを判断するようにしましょう。