10代のころ、ニキビは大人になれば治るって言われませんでしたか?

でも実際はどうでしょう・・・

大人になってもニキビに悩まされること、ありますよね^^;
もか(私)
もか(私)

実はそのニキビ、10代のころにできる思春期ニキビとは違う「大人ニキビ」なんです!

今回は大人ニキビと思春期ニキビの違いや、大人ニキビの原因や治す(予防)方法などをお伝えしますね(^^)


執筆者:もか
Twitter→@moka_sutekinavi
私自身が選んだ時の経験と日本化粧品検定1級の知識を借りながら美容の専門的な知識を一般の方にも分かりやすく伝えます。

大人ニキビと思春期ニキビの違い

【違い1】大人ニキビは20代から

大人ニキビとは、思春期をすぎた20代からできるニキビのことで、見た目は思春期ニキビと変わりません。

呼び名が違うのは年代で区切っているのもありますが、できる場所や悪化する原因にも違いがありますよ。

【違い2】大人ニキビはできる場所に特徴がある

特に大人ニキビの特徴としてあげられるのが、出現するスポット。

思春期ニキビは、おでこなど皮脂が多いTゾーンにできやすいですが、大人ニキビはアゴや口周りといった、乾燥しやすい場所にできやすくなっています。

え?肌が乾燥してるのにニキビができるの?

と思ったあなたは「ニキビの原因は皮脂」ということを聞いたことがあるんじゃないでしょうか。

でも、それは大人ニキビには当てはまらないこともあるんです。

大人ニキビの原因と治す(予防)方法

実は、大人ニキビの原因は皮脂だけではなく複数あり、どれが原因なのか見分ける必要があります。

まずは以下の原因に心当たりが無いかチェックしてみましょう。

1.メイクや皮脂汚れが残ってると大人ニキビになる

皮脂やメイク汚れはクレンジングや洗顔でちゃんと落とせていますか?

これは思春期ニキビ・大人ニキビ両方に言えることですが、汚れが毛穴を詰まらせることで、毛穴の中でアクネ菌が育ってしまい、ニキビとなってしまいます。

もしメイクや皮脂汚れを落とせている自信がないのなら、以下のクレンジングと洗顔を実践してみましょう。

大人ニキビを防ぐクレンジング方法

自分にあったクレンジングのタイプを選ぶ

まずはオイリーなTゾーンからクレンジング

こすらず優しく円を描くように

アイメイクや口紅は先に落とす

クレンジングの選び方や詳しいやり方は以下の記事で紹介していますよ。

正しいクレンジングをマスターする

大人ニキビを防ぐ正しい洗顔

泡立てがとっても大事

円を描くように優しく洗う

生え際のすすぎ残しに注意

洗顔料の泡立て方や選び方、詳しい洗顔のやり方はこちらで紹介しています。

洗顔のやり方などを詳しく知る

2.Tゾーンがいつもテカってない?

これも思春期ニキビ・大人ニキビ両方に言えることですが、皮脂が過剰にあるとニキビの原因になりやすいです。

皮脂は、ニキビの原因になるアクネ菌の大好物。

Tゾーンがテカることが多い混合肌・脂性肌のあなたは、次に紹介する「皮脂を抑えるケア」をして大人ニキビを防ぎましょう。

【注意】思春期ニキビ向けアイテムは大人ニキビに適さない

思春期用のニキビケア用品も皮脂を抑える効果がありますが、大人ニキビに適さないものが多いので注意してくださいね!

思春期ニキビ向けに作られているイオウ配合の化粧品は、皮脂を奪う作用があり、大人の肌は逆にガサガサに乾燥してしまうことがあります^^;

大人ニキビには刺激が少ないケアを

大人ニキビにはビタミンC誘導体がおすすめです。
ビタミンC誘導体は皮脂を抑制する効果があるのと、低刺激なので敏感肌の人も使いやすいんですよ(^^)

ビタミンC誘導体の見分け方

ビタミンC誘導体が入っているかどうかは、裏面の成分表示をチェックしてみましょう。
ビタミンC誘導体には多くの種類がありますが、新しいタイプだと「リン酸アスコルビル」や「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」と表記があると思いますよ。

ビタミンC誘導体以外だと、大人ニキビの皮脂を抑えるには「敏感肌用」といった表示のあるアイテムがおすすめ。

もしくは、アクネ菌の餌になりにくい油分でできている「ノンコメドジェニック」の化粧品を選ぶようにしましょう。

3.肌の乾燥も大人ニキビの原因だから注意

大人ニキビと思春期ニキビと違って、乾燥することでもできてしまいます。

でも化粧水つけてるのにニキビができるんだけど?
という人は、化粧水だけで保湿ケアを終わっていませんか?

乾燥には保湿成分(セラミドなど)が必要

肌を潤わせるにはただ水分を外から与えるだけではダメ。水分を肌の中にキープできるアイテムが必要なんです。

具体的に言うと、化粧水のあとに「セラミド」など保湿物質が配合された美容液を使うと効果的です(^^)

皮脂でベタつくから美容液は使わないという人は要注意^^;

化粧水だけのケアは肌に保湿物質が浸透しませんし、むしろ化粧水が蒸発する際に乾燥を招いてしまい、大人ニキビの原因になってしまいます。

セラミドなど保湿成分入りの美容液で、水分をキープして大人ニキビを防ぎましょう。

4.大人ニキビ予防には睡眠が一番重要

一番最後になりましたが、実はコレが何より重要。
睡眠は個人差がありますが、朝スッキリ起きられる時間を確保しましょう。
最低でも6時間以上かな^^;

睡眠不足だとホルモンバランスが崩れて大人ニキビに

大人ニキビができる原因の1つとして挙げられるのが、ホルモンバランスの変化。

食事や運動も大事ですが、肌の免疫力をあげるのは実は睡眠。
最近よくニキビができるな・・・というときは、まず睡眠を重視しましょう。

時間以上に質も気をつけよう

睡眠かぁ・・・平日は無理だけど、休みの日に寝溜めしよっと!って思いましたか?

残念ながら、それでは解決になってないんです^^;

気にしたいのは体内時計がきちんと整っているかどうか。
これによってホルモンバランスが整い、健康的な肌を作ってくれます(^^)

朝も夜も決まった時間に寝起きするというリズムが肌の免疫をあげてくれるので、ぜひ心がけてみてくださいね。

5.生理前も大人ニキビができやすい

睡眠時間や保湿ケアに気をつけていても、どうしてもニキビができてしまうときがあります。

それは・・生理前です^^;

毎月、女性の体はホルモンバランスが変化して生理がやってきます。
その際に皮脂の分泌が増えるので、どうしても大人ニキビができやすくなってしまうんです。

生理前はピーリングでスペシャルケア

そんなときは、ピーリングケアで古い角質をあらかじめはがしておくのがおすすめです。

皮脂が分泌されても、毛穴がつまらなければニキビはなりにくく、ターンオーバーを促すことで肌の免疫をアップさせられます。

週1回など、リズミカルなケアを行うとより効果的ですよ(^^)

【番外編】大人ニキビができるプロセス

最後に番外編として大人ニキビができるプロセスをご紹介します。
知らなくても治す・予防することはできますが、知っておくとよりケアのイメージがつきやすいかも(^^)

大人ニキビのプロセスは5段階

まず第1段階として、乾燥や生活習慣の乱れが肌にダメージを与えます。

第2段階ではそのダメージが蓄積され、肌の角質が分厚く変化。

第3段階で、分厚くなった角質が毛穴の出口を塞いでしまいます。

第4段階になると、毛穴が塞がれたことによってニキビの原因になるアクネ菌が皮膚の下で増殖。
この段階では、いわゆる白ニキビと言われる状況になり、炎症が皮膚の内側から進んでいます。

そして第5段階では、とうとう炎症が肌の下から飛び出し、赤いニキビとして肌の表面に現れてきます。

ニキビが出現したあとのケアは大変

このように、ニキビは肌に出現したあとではなく、それよりもっと前に肌の下で症状が進んでいます。

第5段階の赤いニキビができたら、必死にニキビを消そうとしていませんか?

そのケアはもう手遅れだし、余計に悪化させる原因にも^^;

肌にニキビが現れる時は、いわば最終段階。
この状態から改善していくというのは難しいので、初期の段階でしっかりと予防していくようにしましょう(^^)